2013年2月28日木曜日

Thu.Feb.28,2013 任命責任

ここ数年前から政権与党の大臣がその任に相応しくない言動がある度に首相の任命責任が問われ、追求されてきた。そして、政権は有権者から次第に見放されていった。

本日発売の『週刊文春』に載った「橋下大阪市長が体罰問題で市教育委員会顧問に抜擢した前全日本バレー監督」の記事も、橋下さんの任命責任が問われる事態になるやも知れない。

就任を請われた前監督も、状況をみればご自分がふさわしいかどうか判断できたはず。

今の中高校生達も10年後は世界各地で活躍していることであろう。その時に旧時代のままの根性論ありきのスポーツ経験を持っている若者は海外のスポーツ愛好者と同じ空間で楽しむことに苦労するかも知れない。根性論は必要である。しかし、それはコーチから課せられるものではない。選手が自分で自分に課すものである。

今からでも、日本のコーチは基本的にグローバルスタンダード(世界標準)でコーチすべきである。まず、選手をリスペクト(敬愛)できることが大事である。選手がいるから、指導者がいる、という発想である。

勿論、日本の良さもある。「礼に始まり礼に終わる」。これは柔道の創始者の嘉納治五郎の哲学である。それまでの柔術は身体を重視していた。治五郎は、それだけではいけないと心を鍛えることの必要性をアピールして身心を鍛える柔の道(柔道)を始めた。だからかそ海外でも柔道は受け入れられオリンピック種目にも採用された。



2013年2月27日水曜日

Wed.Feb.27,2013 My birthday

Today is my birthday.

61歳の誕生日を平穏な中に自宅で迎えることができたのは、家族をはじめ私を支えていただいている仲間のお蔭です。感謝の気持ちを持って62歳に向けて邁進していきます。

自分でなければできないこと。自分の経験・知識・能力を生かせるターゲットを見極め、そこに時間と労力をつぎ込んでいきます。この11ヶ月間で、随分と明確になってきました。

(パソコンスクールの先生と仲間たちから祝っていただいた)

私は、まだまだ洟垂れ小僧です。まだまだ頑張らねばなりません。47歳で亡くなった父の分まで努力を続けることが親孝行になると思っています。

I can do it !

2013年2月25日月曜日

Mon.Feb.25,2013 免許更新,ゴールドにcame back

5年経ったので運転免許を更新した。6年前に、一時停止を怠って、5年前に更新した時は免許書にはブルーラインがついた。今回、やっとゴールドに戻った。

千葉運転免許センターは大きな施設である。月曜日午後の時間というのに更新の列は長く続き、300人以上はいたであろう。外国人の顔も5年前よりは増えた。

免許所に載る写真を撮る前に、鏡でも置いてあればもう少し良い顔に撮っていただけたかもしれない。

帰りがけに、レンタルビデオ屋さんによって”Person of Interest”というTVシリーズ物を借りた。米国CBSで1昨年から放送されている人気番組だ。ニューヨーク市の凶悪犯罪を防止するために奔走する謎の億万長者と、彼によって雇われた元CIAエージェントの活躍を描くクライム・サスペンス。現在8巻まで観た。英語の学習のために借りているのだが、ついつい日本語字幕を頼ってしまう。
そして、今は、パソコン教室で学習している「Access」を復習している。ソフトは買うと高いので、2か月間だけ使えるフリー(無料)ソフトをマイクロソフト社からインストールして使用している。

Sun.Feb.24,2013 何ともやりきれない…

恋人を射殺した疑いで訴追された両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス被告(26)が保釈された。6月には判決が下される。

ピストリウス選手は南アフリカの国民であり、ヒーローである。パラリンピックの世界大会では優勝している。更にはロンドンオリンピックにも出場し活躍した。障がい者と健常者を分けるのでなく一緒に同じ舞台で闘う姿に私は感動した。

今回の事件にはスポーツにおける障がい者と健常者の共生、障がい者トップアスリート、そして南アフリカの抱える社会問題(人種、貧困、女性の地位、暴力、銃の所持など)が複雑に絡んでいる。

オリンピアン(オリンピック出場選手)は子供たちのヒーローである。そのヒーローが社会との約束事、ルールを守らないのでは子供たちの落胆ぶりも大きい。大人への信頼感も薄れる。

ピストリウス選手の自宅検証からはドーピングの疑いや拳銃マニアであったことも判明してきた。今後の裁判の判決を待つしかない。



2013年2月24日日曜日

Sat.Feb.23,2013 本日は、税理士記念日

昨日の確定申告のお話に続いて、税理士に関して。

2月23日は、税理士制度の前身である税務代理士制度が誕生して70周年にあたる。何故、私ごときが知っているのか。種明かしをすると、本日の日本経済新聞の広告のページに出ていたからだ。日本税理士会連合会が出稿した広報で、会長さんと会のイメージキャラクターである真矢みきさんとの対談形式のものであった。

正直にいうと、昨夕税理士事務所に行ってなければ、そして広報の中の元宝塚男役トップスターであった真矢さんの笑顔が目に入っていなければ、その記事を読まなかったであろう。

対談を読んで、「租税教育」ということを理解した。租税教育とは、端的にいうと、「税とは何か」「なぜ納めなければならないのか」「どのように使われているのか」この3つを全国の小中学校を中心に平成23年度は5433回の租税教育を開催したという。税意識が高まれば、若い世代が負担していく赤字国債の問題なども当事者として気付くことができる。結果として日本の将来の姿も少しづつ変わっていくでしょう、と対談は締めくくられていた。

なるほどねえ…。しかし、現実的には、今の私としては、確定申告をしっかりやって還付金がどの位あるのか、そちらの方に関心がある。日本の税理士は今や73,000名を超えているという。その中の一人が私のA税理士先生である。A先生、よろしくお願いいたしますね。

2013年2月22日金曜日

Fri.Feb.22,2013 確定申告シーズン

昨年まではサラリーマン現役であったので、年末調整は会社がやってくれた。今年からは自分でやらなければいけない。確定申告なんて自分でできるのであろうか?

そんな時に、その道のプロの税理士の先生から連絡が入った。確定申告の書類を作成してくれるという。勿論、正規の手数料は支払うが、業務以上に親身になってやっていただけそうだ。持つべきものはバレーボール仲間である。そうなんです。その税理の先生はバレーボールの名門校出身のバレー大好き人間なのです。

税に関することを色々聞くことができた。近いうちにバレーのトップアスリート達にも今のうちから暮らしに関わる税金の知識を持っていただくための講座を設けることも検討しよう。バレーボール以外の生活に必要な知識、特に法律の知識を身につけることは、その人の将来設計に大変有益と思う。


2013年2月20日水曜日

Wed.Feb.20,2013 外国人監督が成功するためには?

全日本男子バレーに就任する日系米国人のゲーリーサトウ氏はハワイ生まれの58歳。弟のエリック氏は元米国代表で88年ソウル五輪金メダリスト。84年から米国代表コーチに就任。85年のW杯では監督代行として優勝に導き、最優秀監督賞を受賞。昨年のロンドン五輪でも米国代表コーチを務め、5位入賞した。

彼がその手腕を発揮するには、男子強化委員長との連携がポイントと考えている。選手を出す側のVリーグ機構、大学連盟とのパイプ役は重要だ。更には、JVA日本バレーボール協会の指導普及委員会と連携しての国内指導者の育成も視野にいれて欲しい。

私も遠い昔、アラブのTunisia男子ナショナルチームを2年間だけであるが、指導したことがある。アフリカ選手権、アラブ選手権で優勝したり、国内トップリーグ戦でも地元のSFAXという男子チームをアドヴァイスして初優勝した。それらの成績は私の両腕ともいうべき事務局長(ロンドンオリンピックでは監督になっていた)と年上のコーチ(故人)のおかげであった。私の拙いフランス語を彼らは5倍にも拡大解釈して選手に伝え彼らなりの理論を構築して行った。彼らとの出会いがなければ、ドラマチックな優勝はあり得なかった。最近のFIVBのランキングでは、Tunisie男子は全日本男子よりも上位に上がった。

サトウ新監督の両腕になる人物は誰になるのであろうか?強化委員長の森田先生も、もうしばらくは、休む暇もないでしょうね。

2013年2月19日火曜日

Tue.Feb.19,2013 コーチングのコツ - 12 ローテンション制は難しくない

ローテーション制度を教えるのは難しい、ということを中学やソフトバレーの指導者からよく聞く。小学生バレーは、ローテーションのないフリーポジション制だ。ソフトバレーの初心者や普段はママさんバレーをやっていて時どきソフトバレーの練習に顔を出す愛好者も同様でローテーションしてプレーすることに戸惑う。

確かに、いきなりローテーション制でゲームをしてもうまくはいかない。プレーヤー自身が、どのポジションに移動して良いのか頭の中で行動回路が上手くできていないからだ。

このような場合、固定制とローテーション制を併用して行うと理解が早くなる。更には、人数を少なくして行うことで、アウトポジションの反則も理解しやすくなる。例えば、両チームの合計点数が、3の倍数でローテーションするようなチーム内ルールを作り、スタートポジションから自分に割り当てられたポジションに素早く移動する行動回路を反復練習で植え付ける。ゲーム形式でローテーション制度に慣れて、フォーメーション理論を駆使できるようになるとバレーボールの持つ奥深さが面白くなってくる。


2013年2月18日月曜日

Mon.Feb.18,2013 全日本男子の監督が決まる?

今夕の朝日新聞夕刊によれば、最有力候補にUSA代表コーチを務めたゲーリー・サトウ氏の名前が上がっているのがわかった。早ければ、今夕の日本バレーボール協会の理事会で承認され、男女通じて初めて外国人が全日本の監督になる。

実現することを大いに期待している。指導者の能力に国籍は関係ない。サトウ氏は外国人だから、選ばれるのではなく、彼の指導者としての能力で選ばれる、と信じている。

2013年2月17日日曜日

Sun.Feb.17,2013 凄い人たちがいる



昨日、本日と世界で活躍しているお二人と差し向かいで話すことができた。

昨日、お会いした方は、日本のスポーツ界の表には出てこない人。出てはこないが、この方が動くとスポーツ評論家よりも筆法が恐い。常に「正論」と「根拠」で相手と闘う。プロ野球界にも陸上界にもJOCにも、政界にも、そしてマスメディアにもネットワークを持っている。

柔道界やレスリング界の今回の事件もこの方の解説を聞くと、ストンと腑に落ちる。バレーボール界は語るだけの価値がないようだ。

きょうの午後は、以前にもここで紹介したFIVB国際バレーボール連盟公認インストラクターを25年間務めている足立さんとお会いした。オリジナリティ溢れる最新のコーチングをITを駆使して動画で会員に年数回提供している。30分ほどコーヒー店で近況を語り合って、私もコーチングの現場であるビルの貸し会議室に2時間半ほどお邪魔した。
(オンライン風景)

2年前に足立さんは大病に陥った。現場で活動するのは無理かな、と誰もが思った。しかし、奇跡的に生還した。それからの足立さんは今までの5倍のスピードで走り続けている。日本のバレー界は彼の存在を知っているがあまり活用されていない。千葉県と静岡県が講師として招聘しているぐらいだ。

お二人に共通しているのは、視点が世界から、ということ。グローバルスタンダードで日本を見ている。このような方達が日本のスポーツ界に「黒船」を引っ張ってくるのかもしれない。

4時半には貸し会議室を出て、港区のAmerican Clubでのバレー指導に向かった。本日から、練習のテーマを”Transition” (切り返し:カウンターパンチ)にした。相手からの攻撃をレシーブして攻撃に転じて反撃することを意味するのであるが、American Girlsはまだまだビギナーズなので、攻撃で返すことよりもパスで相手コートにボールを返すのが精一杯。


(帰り道はいつもロシア大使館の角を曲がって東京タワーを眺めながら帰る)
プレー中に声を出すということは、ボールを床に落とさずに複数のプレーヤーがコート内で動くには大事なスキルである。日本語でも説明が難しいのであるが、最近やっと英語で説明できるようになってきた。スキル(技術)を指導するには、「こうしなさい」とフォームを教えるだけでは上達しない。なぜこのようなフォームを作るのか、なぜこのようなステップをした方がよいのか、その理由、根拠を論理的に納得できるように説明しなければならない。

日本語をそのまま英語に翻訳しても伝わらない。時々、私が変な英語を使うと、可愛い彼女たちがごく自然に言い直してくれる。最近は、いつのまにか英語で考えにふけっている自分に気がつくときがある。日本人の私が、アメリカで生まれたアメリカ人のようにはなれないが、正確な英語を使う努力は続けて行きたい。




Fri.Feb.15,2013 コンピュータースキル

月曜日から金曜日の毎日、パソコンスクールに通って、ほぼ全コースの半分の2ヶ月が過ぎた。Word(文書作成)、Excel(表計算)、Power Point(プレゼンテーション)と進んで、今週からはAccesse(データベース作成)が始まった。

Power Point(PPT)までは、会社勤務時代から活用してきた。しかし、Accesseは事務職が数値を入れたものを活用していただけであって、元から作成したことはない。一般のサラリーマンであればそれが不通だ。しかし、ここでは1から自分で作るように教育される。私の脳の未開拓の部分が動き始めるのを感じた。ボケ予防どころか、脳が活性化し始めた。

夕方になって、日商PC文書作成3級をスクール内で受講した。模擬試験では、軽く合格点(70/100点以上で合格)を取っていたが、いざ本番となると試験内容は引っ掛けもあり多少てこずった。幸いにも88点以上で合格した。次は表計算、そしてMOS(マイクロソフト社の資格)と、資格試験を後の2ヶ月間で3つ受験する。

Sun.Feb.17,2013 レスリングの危機に思う

表題のテーマでブログの1行目を打ち始めたのは、木曜日。しかし、指が動かなかった。IOCの論理も理解できる。国際レスリング連盟(FILA)の実態もその狼狽ぶりから理解できた。

IOCの理事たちが、オリンピックをどの方向にもって行こうとしているのか、国際レスリング連盟の嗅覚は働いていなかった、ということだ。本日の新聞を読むと、昨日のFILA理事会にて会長の不信任案が11対10で可決されたとあった。内向きの連盟運営であったことが、今回のIOC決定事項であぶりだされた格好だ。そして会長不信任につながった。

ことは、FILAだけの問題ではない。先の全柔連のパワハラ、暴力問題にも共通しているのは、内向きの運営、対処である。誰のための組織なのか、上位の組織との関係性は・・・。私の属している協会、連盟にも当てはめて再考する必要がある。

2013年2月14日木曜日

Wed.Feb.13,2013 コーチングのコツ - 11 ご褒美で動機付ける

こういったプレーをやって欲しいんだがな...彼/彼女はやってくれない。やりなさい、と指示してもやらない。ひょっとして、やれないのかな?

こんな時、どうするか?

次の対戦相手は、フェイントに弱いチーム。前半は強打で押して、相手の守備が後方に下がったあたりからの中盤からフェイントを絡ませて行き、点差を広げて行きたい。そのためにも強打のフォームからのフェイントを練習ゲームで実行させて覚えさせたい。

口で指示しても、選手に任せると、なかなかやらない。こんなときは、具体的に条件をつけてやって欲しいプレイの頻出度を高める。例えば、サーブレシーブからの最初の攻撃は必ずフェイントを実行すること、とする。もし、トスがネットから離れてしまった(割れてしまったら)、ソフトアタックをコート中央に落とす、ことにする。更には、やって欲しいそのフェイントプレーで決めれば2点とする条件をつける。バスケットのスリーポイントシュートの発想だ。

昨日の我がソフトバレークラブチームでの応用練習で行ったのは、フェイントか後方へのプッシュで決めれば2点とするゲームを行った。こうすると、アタッカーたちは俄然2点を取るために積極的にフェイントやプッシュを使うようになる。勿論、レシーバーにとっても良い練習になる。

このようにダブルスコアーで動機付して行うことも効果がある。

2013年2月13日水曜日

Tue.Feb.12,2013 福島県いわき市から嬉しい速報



昨日と本日で、東北では東北高校男女バレーボール新人戦が行われた。今年で第2回目という。東北6県から上位2チームが出場して、昨日は4グループに別れて、3チームでのリーグ戦。本日は、グループ1位の4チームがトーナメントで戦った。

丁度、私がコンピューター専門学校で実技の指導を受けていた時に携帯メールがブルブル振動した。文字だけ見えた。

「東北新人戦大会で決勝まで行き、古川学園に1セット取りました」

4年前に菊池先生率いる磐城第一高校女子バレー部と出会ったのは、茨城県立日立第二高校での冬合宿の時であった。私はその時、山梨県日本航空高校女子バレーチームに帯同して日立二高にお邪魔していた。練習試合を終えたら、菊池先生から合同でのコーチングを依頼された。その1年後、今度は、いわき市内の中学生の講習会を頼まれた。

 
磐城第一は、翌年の東海大学主催の松前杯を2年生主力のチームで初優勝を飾り、翌年の全国大会初出場を期待された。ところが、3.11でチームは練習どころではなくなった。県大会に出場するのがやっとであった。

あれから2年。よくぞ立ち直した。そして創部以来のチーム最高の成績を上げた。インターハイ予選が楽しみだ。

2013年2月11日月曜日

Sun.Feb.10,2013 シンポジウム聴講

シンポジウムとは、もともとは「饗宴(一緒に飲む)」に由来するギリシア語で、「研究発表会」「討論会」をさす言葉である。たまには、アカデミックな場所に行って脳みそをリフレッシュさせる必要がある。そして、大学院の指導教官にもお会いして「大学講師になる道」の教えも受けなければならない。同期の仲間に会って情報交換もできる。

会場は茗荷谷にある母校。講師は韓国、オーストリアの研究者、そして広島東洋カープで40年間プロ野球選手として活躍した「鉄人」衣笠祥雄さん。テーマは『トップアスリートのセカンドキャリアを考える』。

我が国では毎年、サッカーで100名、プロ野球で80名が引退していく。引退後に次の仕事に就くことを「セカンドキャリア」と呼ぶ。今回はヨーロッパと韓国そして日本での現状と問題を国際比較することでセカンドキャリア開発のシステムをデザインしていこうというわけである。

日本では、まだまだ個人の問題として考えられているが、ヨーロッパでは法制度化されている。ヨーロッパでは、現役時から学業とスポーツの両立が義務付けられている。日本では、スポーツだけの能力の推薦で高校、大学に進学できるのとでは大違いだ。韓国では昨年、選手引退後の40%が無職といった実態が国会でも問題になった。

トップの選手は、いつまでもトップ選手でいることは難しい。一般的に30歳前後で現役を引退する。その後の半分以上の残りの人生をどのように過ごすのか?現役時代からその準備をすることは有益と思うが、当の本人はそのようなことを考える余裕も習慣もない。連盟組織がその導きをしてあげることは選手が安心して競技に打ち込めることに繋がると考えるのであるが、そのような競技団体はまだごく一部だ。

引退してから準備するのでは遅い。現役時代から、必要条件を1つ1つ身に付けていくことが真のトップアスリートになれると私は思っている。真のトップアスリートは「一流の社会人」であることが大前提だ。

昨今、問題になっている「暴力による指導」を行ってきた元トップアスリートの指導者は、もともと競技力のみ人並み優れていたが、その前に「一流の社会人」ではなかった、ということだ。そのような未熟な指導者を選んだ理事達にも任命責任があるのも当然と言える。

シンポジウム終了後、語源のように「饗宴」(懇親会)に出席したかったが、夕方からAmerican Girlsへのバレーコーチがあるので、早々に会場を退出した。明日は、久々に自宅でのんびりしよう。

2013年2月9日土曜日

Fri.Feb.8,2013 2月は駆け足で過ぎて行く

もう8日だ。大したこともしていないが、日が過ぎて行く。

しかし、このような時に身近の整理を行い、いざという時のために備えておくべきであろう。近々、多忙になる予感がする。

夕方、American garlsにバレーのコーチングに向かっている途中、悲報が入った。千葉県ソフトバレーボール連盟理事長の山岸先生が本日、突然、他界された。死因は脳梗塞と聞いた。私と同年齢の60歳である。同じ連盟内で20年間役員活動を共にやってきた。昨年、長年務めた中学校教員を教頭職で定年を迎え、「もう少し働かないと...」と再任用で働き始めたところであった。信じられない…。明日、詳細が判るであろう。

有能な人が先に逝ってしまう。人生は、時に残酷だ。

合掌

2013年2月7日木曜日

Thu.Feb.7,2013 女三四郎、立つ

「女三四郎」こと、山口香先生がようやく登場してきた。1984年世界選手権で日本女性で初めて世界の頂点に立った女子柔道のパイオニア。柔道界の名でも切れ味鋭い理論家である。漫画の「ヤワラ」のモデルでもある。

やはり、この方が選手たちの後ろ盾であった。さすが、真の大学人。世の中の役に立つ研究だけでなく実践に移している。

昨日のJOC女性スポーツ専門部会(彼女は部会長)のあと、メディアのインタビューに答えた。更に朝日新聞の取材にも、悩める選手たちの相談役となった、と本日付の朝日新聞「オピニオン欄」で答えていた。

私が大学院に入学した時、彼女も武蔵大学から准教授で母校に戻ってきた。彼女から柔道界の体質は講義で客観的に研究対象としてある程度聞いていた。今回のことは、彼女にしてみれば、危惧していたことが起き、自分がやらざるを得ないと以前にもまして覚悟を決めたのであろう。

彼女の発言で、他のスポーツ団体にも参考になる意見がある。彼女は、講義でもよく言っていた。
「柔道界は強い者が絶対だという思想があります。柔道家同士だと『お前弱かったのに』という部分がどうしてもある。先輩後輩という関係もつきまとう。でも、本当に柔道を愛しているのは、強くなくてもずっと続けた人だと思うのです。そういう人を尊敬し、適材適所で力を発揮してもらう。キーワードは『リスペクト(敬意)』と『オープンマインド(広い心)』。強い弱いを超えて相手を尊敬し、広く開かれた組織になって多種多様な意見を取り入れる。そこから始めることが大切です」。

今月の10日(日)昼から、大学院でシンポジウム(「トップアスリートのセカンドキャリアを考える」)が開催される。そこには勿論、山口先生もいらっしゃる。1年ぶりに再会できる。指導教官の菊先生ともお会いし、私のセカンドキャリアをご相談しなければならない。

2013年2月6日水曜日

Mon.Feb.4,2013 ちょっと休養・・・

金曜日まで、休養をとります。5年ぶりの疲労感です。

Sun.Feb.3,2013 American Club Girls コーチング再開

昨年の3月から新規にスタートしたTokyo American Club (TAC)の女子バレーボールコーチング。夏休み以降はお休みであった。秋は、各American schoolでバレーボールの活動(日本の部活に似ているが、シーズンで種目が代わる)が始まったので、子供達にはTACで更に練習する時間の余裕がなく、TACとしては、プログラムを中止にした。

私にしても、初めてのアメリカのシステムの中での経験であるので、まあ、こんなものかな、と流れに身を任せている。日本では、こうなのに、おかしい、などと私の正論をいうよりは、もう少しこちらのClubの状況を見ていきたい。

(練習を終えて、TACの施設から出てロシア大使館の角を曲がると東京タワーがいつもそこにいる。暖かい光にいつも癒される)
練習を終えて、体が少し重く感じられた。喉も少し痛い。夕食は、鍋焼きうどんで身体を温めて早めに寝よう。

2013年2月2日土曜日

Sat.Feb.2,2013 親知らずを抜歯して…

2日前に「親知らず」を抜いてから、すこぶる調子が良い。

「親の心、子知らず」と言う。
その逆もある。「子の心、親知らず」。

(20歳代から80歳まで多世代が集まった。欲を言えば、30歳代がもう少しいれば更に活性化すると思う。また募集をかけよう)
夜に、我が大穴ソフトバレークラブの遅い「新年会」を行った。練習中にはゆっくりと話せない仲間たちの思いや意見、主張がこのときに聞ける。二次会ではカラオケに行って少しのどが痛い。そろそろ1次会でおとなしく帰路に就くのが60男の道なのかも知れない。・・・しかし、二次会には私より年長が数名おった・・・、おとなしくなるにはまだ早いか?


2013年2月1日金曜日

Fri.Feb.1,2013 サントリー男子バレーの躍進

さあ、2月のスタートだ。気分一新で今月も頑張ろう!

今月は、私の生誕祭がある。生誕祭とは、ちとオーバーだ。生誕祭とは、遠い昔、既に亡くなった偉大な方の誕生日のことを言う。私の場合は、生まれて来てあげた日のことを言う。まてまて、これも尊大ぶっていかん。素直に、27日に61歳になる日だよ、と言おう。60歳までは皆さん方に助けられ、憐憫の情を掛けられて生かされてきたこの命。61歳からは、自分から廻りの人たちを助け、惻隠の情を持って人に接していきたい。しかし、私の場合は、どうも「いじわる爺さん」になりつつあるようだ。権力にふんぞり返っている人や、人の気持ちを平気で踏みにじる人、お金がすべてだと思っている人、言っていることと行動があまりに違いすぎる人・・・そんな人たちに「いじわる爺さん」になって嫌われるような人になりつつある。

さて、前置きが長くなってしまった。本日の朝日新聞夕刊に現在、開催されているVリーグ男子の記事が載っていた。朝刊には、女子の写真入りの記事は載っても、男子はほとんど結果のみで写真などめったに載らない。親しい記者に、その理由を聞くと、ロンドンオリンピックに出場しなかった種目は写真入りではめったに報道されません、とのことであった。

(イタリア流で快進撃?イタリア流ではなく、私はこれが「グローバルスタンダード」な闘い方だと思う。イタリアのバレーは、筋トレ、そしてデータで一時世界のバレーをリードした。これからはメンタル、そして(協会)組織力の闘いが重要になってくると考えている)
その男子バレーの記事が写真入りで長々と載っていた。サントリーの躍進ぶりだ。記事では監督がイタリア人だから首位を快進撃しているというような記事だ。ブロックが良いらしい。しかし、私から一言、取材をされた木村記者に言わせていただく。もう少し深く取材をすれば、ブロックの良い訳は、その前提としての「サーブ」が効果的であることが分かったはずだ。つまり、サーブとブロックがシステムとしてつながっているのだ。相手の攻撃陣をデータで把握し、決定率の高いスパイカーに良いトスを上げさせないようにサーブのコースを選択して実行しているからだ。極端に言ったら、攻撃者が3人いたら、その内の1人を削減させるようにサーブを実行する。そのことで、3人のブロッカーが残りの2人にブロックのターゲットを絞り込むことができる。

例えば、サーブが功を奏して、セッターのトスする位置がアタックライン上であれば、クイックなしと判断して、残りは左右のスパイカーとバックアタッカーにブロックのターゲットを絞ればよい。更に、データで、そういった状況で誰にトスが上がっているかの確率に従ってブロックの意思決定をすれば良い。ブロックに跳ばない、ターゲットから外すスパイカーは、勇気をもって捨てるべきである。

高校バレーにおいて、私がアドバイザーしたチームには、県大会決勝戦クラスでも削減した1人のアタッカーには、ノーブロックにして他の2人にブロッカーを対応させた(専門的には2人バンチのコミットブロック)。高校生レベルでは、ノーブロックでも相手チームの4番手以下のスパイカーであれば結構、ダイレクトでレシーブできるものである。なにせ、ノーブロックであれば、スパイカーは助走方向に素直に打ってくるので、ボールのスピードはあってもレシーバ―はボールの正面に入りやすいのでボールも上がりやすい。

もちろん、練習試合からそのようなことをやっていなくては、公式試合で突然「ノーブロックでやりなさい」と指示を出しても上手くいかない。意図的に、ノーブロックにして相手に打たせてレシーブ練習をやっておくべきである。

Thu,Jan,31,2013 親知らずを抜いて・・・親を思い出した。

昨日は、少し口が滑ったようだ。時には、知っていても話すべきではないこともある。

今日の夕方は、例の如くパソコン教室(今は「関数」をやっている)に通ってから、御茶ノ水の20年来通っている歯科院に行き「親知らず」を抜いてきた。上顎に生えていたやつが少し虫歯になりかけていたので抜いた。

20年前に、下顎の親知らずを抜くときは痛かったが、上顎の親知らずは、まったく痛くなかった。ドクターにその理由を聞くと、下顎には大きなあごの骨がありそこに歯の根っこが入込んで痛いのだそうだ。

今夜はお酒は厳禁、お風呂はぬるめ(熱いと血液の循環が良くなり、抜歯したところからの出血が止まりにくい)で、寝るときは抜いた方の顎を上方にする(これも血液が下方に溜まるのを防ぐ)ように・・・他にも歯の磨き方(ブラッシング)や磨くタイミング(食後ですよ、3食後に)・・・など、私の20年来のかかりつけのドクターは、10分の治療時間より説明が3倍長い・・・。これで、儲かっているのか、他人事ながら心配になった。