2013年4月30日火曜日

Mon.April 29,2013 春の叙勲に豊田博先生が

春の叙勲の授章者が発表された。毎年、春は4月29日に内閣府から発表される。授章者の中に私にとってバレーボールの師のお名前があった。

豊田博79歳、千葉大名誉教授。勲章は、瑞宝中授章という高位の叙勲である。

豊田先生は山口県立光高校から日本体育大学に進学。卒業時には総代を務めるほどの俊英であった。そして、東京大学の助手、講師、助教授と昇進。50才を前にして千葉大学に教授で転身。千葉大学を退官されるときに名誉教授となった。

私が先生と出会ったのは、1981年であった。モスクワオリンピックの翌年である。私の勤務先まで見えられ、バレーボールの普及を全国的に展開するための協賛依頼を熱く語られた。翌年から美津濃バレーボール教室が日本バレーボール協会指導普及委員を講師に、ニチボー貝塚の金メダリスト達をコーチにスタートした。私はマネージャー兼助手ということで、毎週1箇所、北海道から沖縄まで同行した。

スタートして4年間は、私の週末の業務のほとんどは、この教室に費やされた。私のコーチング能力が育てられたのもこの時期だ。豊田先生はこの当時、初心者指導の理論の体系化を確立した。世界のバレー界に豊田先生の理論が深く広く浸透していった。全日本小学生バレーボール大会の創設に奔走されたのも先生だ。バレーボールに関する論文数では恐らく飛び抜けて日本一であろう。

(連休スタートは家内の実家に来ている。書籍の大半をこちらに移しているが、その中に豊田先生の著作がこれだけたくさんあった。1970年から1980年代が最も多い)

日本バレーボール協会の科学研究委員長、指導普及委員長、専務理事として日本バレー界を牽引されただけでなく、FIVB国際バレーボール連盟においても技術(コーチ)委員長、公認コーチ指導委員という要職に就かれ、副会長の松平康隆氏(故人)、ルール委員会の池田久造氏(故人)、コーチ委員会の斎藤勝先生と共に日本バレーの存在感を遺憾なく発揮された。

日本のバレー界が一時世界のバレーの中心にいた時期と豊田先生諸先輩が国際バレーボール連盟の中枢にいた時期は重なっている。ワールドカップ始め主要な国際大会を日本に持ってきたのも諸先輩の尽力のお陰である。日本バレーボール協会は、最近になって国際バレーボール連盟やアジアバレーボール連盟に役員を推薦し就任する数も豊田先生の現役当時に迫っている。

できうれば、国際機構において委員長に就任する人材を日本から推薦して欲しい。委員長は理事でもある。FIVBの方向性を左右する重鎮である。現在では、メディア委員長に共同通信社の竹内氏がいるのみと認識している。委員長に複数の日本人が就任する時に、日本のバレーも復活する。私はそのようにスポーツ政治力学から考えている。国際機構で能力を発揮するためには、英語力である。豊田先生も松平氏も池田氏も皆流暢に英語を操っていた。豊田先生は、アメリカンスクールでバレーボールを教えながら学んだ。松平氏や池田氏は簡単な英語で論理性の高い議論を展開されていた。

長くなってきた。岩本洋先生から長文に対してイエローカードが出そうなので、今日はこの辺で。今から豊田先生にお祝いの電話を入れます。

最後に、豊田先生の3人のお子様達は全員が東大、京大に進学されました。先生がバレーの活動でほとんどご自宅にいない環境でお子様たちが秀才である理由は何なのか?奥様に違いない、と私は推測しているのですが、案外当たっているかもしれません。今度、先生に確認してみましょう。





2013年4月29日月曜日

Sun.April 28,2013 ようやく春らしく

陽春という言葉がぴったりの今日の気候だ。例年ならば、何処かの高校チームに帯同して合宿練習試合に行っているのだが、今年は自宅で書類の整理を行っている。

(家族には粗大ごみでも私には貴重な資料。これでも整理しているつもりであるが、増えていく一方だ。そのうち私は立ったまま寝るようになるのかもしれない。)
これは捨てられない、これはそのうち役に立つ、これは懐かしいな・・・などと本棚に収まりきれない本や書類そして新聞切り抜きが本棚の前に積み重なっている。家族の目には膨大なゴミにしか見えないであろう。

来月、私が事故でこの世から去ったら、これらのゴミを処理する家族も大変だ。必要な基礎的な資料は、今やインターネットの検索でほぼ手に入れることができる。やっぱり、思い切って、捨てよう。

身軽になれば、新たな光景が見えてくるであろう。

2013年4月28日日曜日

Sat.April 27,2013 快気祝い

長い病気療養から人が現場に復帰することは嬉しいことだ。昨夜、日本ソフトバレーボール連盟副理事長、前総務委員長、東京都ソフトバレーボール連盟理事長、江戸川区バレーボール連盟会長を務めている原さんの「快気祝いの会」が江戸川区小岩にて開催された。
(日本ソフトバレーボール連盟の西山会長も広島から駆け付けた。会の後半からはカラオケ競演になった。長崎出身の岩本元全日本女子監督が「長崎は今日も雨だった」を東京都ソフトバレーボール連盟役員、ボールメーカー社員をバックコーラスに付けて歌われた)
 
病院での闘病生活8か月、生死の果てを彷徨った。体重が30kg減ってスリムになった。原さんが入院されて、総務委員長の業務を他の委員長達で引き継いで行ったが、改めて原さんが多忙な業務をこなされていたか思い知らされた。現在でも原さんのように迅速に処理できない案件が多く、遅延しているのが現状である。

闘病生活でご本人は相当辛かったでしょう。そして、ご家族の方もそれ以上に辛かったでしょう。

復帰できたこれからは、復活に向けて少しずつ無理なく活動を始めていただきたい。我々には原さんから指導していただきたいことは、まだ山ほどある。

Fri.April 26,2013 6人制の新ルールの実施が延期-2

昨日の4月25日付けでJVA審判規則委員会から加盟団体責任者、審判委員長、ブロック連盟理事長、同審判長あてに下の文書が送付された。
 
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ルール9.2.4の適用延期について
 
拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素はバレーボール界発展のためにご支援賜り誠にありがとうございます。
 さて、2012年9月アナハイムでのFIVB総会で承認されました、ルール9.2.4「サービスのレシーブでは、指を使ったオーバーハンドの動作でダブルコンタクトやキャッチをした場合反則となる。」の適用について、FIVBは4月22日実施の延期を発表しました。延期の理由は、「FIVB理事会はルール9.2.4について、これまでのところ期待したほどの成功を収めていないため、公式競技会でのさらなるテストの結果が出るまで、上記ルールの実施延期を決定した。」とのことです。
 この決定を受け、JVA国内事業本部で国内適用について検討しました結果、FIVBより確実にルール9.2.4を適用する旨の情報を得るまで、平成25年度国内競技会でのルール9.2.4の適用を延期することといたしました。
大会期間中の取り扱いにつきましては、各都道府県・各連盟で判断していただきますようお願い致します。
敬具
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やはり、延期の理由が明確ではない。「期待したほどの成果を収めていないため」というその「期待」とは何であったのか、「収めていない」との根拠はどのようなデータからでた結論なのか、明確ではない。 

2013年4月26日金曜日

Thu.April 25,2013 6人制の新ルールの実施が延期

驚いた。FIVBのホームページを見て驚いた。
その内容を私の拙(つたな)い翻訳(90点ぐらいか?)で次に述べる。

「FIVB国際バレーボール連盟は今月の22日に「オーバーハンドでのサーブレシーブを行ったときのルール(ダブルコンタクト[ドリブル]やキャッチ[ホールディング]をした場合は反則)の実施を延期すると発表した。

理由は、新ルールが期待されたほどの効果がないということだ。FIVB公式試合で更なるテストを行う間、新ルールの実施を見合わせると理事会が決定した。」

昨年9月アメリカで開催されたFIVB総会で、その新ルールは承認されて西洋歴の1月から実施されたはずである。日本では3月末に日本バレーボール協会審判規則委員会会議、全国審判委員長会議、新ルールの講習会を開催し、今月中にはブロック講習会も済み、各日本連盟、各都道府県協会での伝達講習会も終えている。そこに、この決定である。

テストは、今まで十分にやっていたのではなかったのか?十分な検証もしないで論理だけで決めていたのであろうか?もし、そうであったら杜撰(ずさん)、粗雑、お粗末である。

私は、今までFIVBという組織には、尊敬の念を持っていたが、少し落胆した。今回の一件で過大評価をしていた自分を恥じた。FIVBを良く知るあるコーチは、「日本人が、以前のように各委員会にもっと入っていればFIVBという組織はしっかりと機能すると思います」と言っていた。

いずれにしろ、サーブレシーブ時のオーバーハンドの反則は昨年度同様になった。新ルールのためにお金と時間と労力を世界の協会関係者や6人制のチームは多大に費やしてしまった。

Lausanne, Switzerland, April 22, 2013 “ The International Volleyball Federation (FIVB) has announced a postponement to the implementation of the Overhand Reception Rule on Monday. The FIVB Board of Administration decided to suspend the implementation of Rule 9.2.4 of the Rules of the Game pending further testing in official competitions, as the impact of the above-mentioned Rule has so far not been as successful as expected. The Board made the decision during its meeting held at the FIVB headquarters in Lausanne in April after the FIVB Congress in September, 2012 had originally approved the change.

2013年4月25日木曜日

Wed.April 24,2013 My Home Page set up

パソコンスクールに通って4ヶ月間。成果の一つが私自身のホームページを 立ち上げたことだ。市販のソフトを使用してホームページ(HP)を作成するのが一般的だが、プログラム言語を使用して私が1から作ったHPは感動ものである。
 

昨年、定年退職をして、口ではプロの指導者を目指すと公言してきたが、仮想店舗としてのHPを先週アップロードしたことで、事業が本格化してきた。今までは、会社の看板があった。これからは、自力で事業を起こして行かなければならない。

このブログの愛読者の方も一度私のHPを覗いて評価などして下さい。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/vbwatanabe/index.html

2013年4月24日水曜日

Tue.April 23,2013 質問がない。その理由は?

「質問ありますか?」。「・・・」。講習会や教室などで、このような場面は結構ある。質問がないのだ。質問がないということ、その理由は、十分理解できたので質問はない。何を質問していいかわからないので質問しない。質問してもしょうがないから質問しない。そんなところであろうか。

昨夜、ある地域のスポーツ団体の年次総会に出向いた。議事は淡々と進んでいく。「質問はありますか?」と議長が問う。出席したチーム代表が30数名いたであろうか、静寂が広い会議室を包む。

私が、別の全国的なスポーツ団体の下っ端の役員になったばかりの頃、同じような光景があった。そこで、一計を案じ、前泊で総会開催地に入った出席者の一部と協議して質問事項をまとめ、発言する人を決めた。当日、総会は急に活気づいた。いわゆるサクラであるが、それが呼び水になって発言する出席者が続いた。役員側は、翌年から報告・計画事項に緊張感を持って資料を作成するようになった。

役員の報告・計画事項の発表にも一工夫あってもよい。質問、意見、提言を出席者に問うように発表するのも良いのではないか。1年に1回だけの役員と愛好者が意見を交換する貴重な機会である。何も質問もない、ということはその組織にとっては危機であると私は認識する。昨夜の団体のチーム登録状況は、ここ6年間毎年減少傾向だ。

何も質問はない=何も期待していない。そのあとに来るのは・・・。そのように考えるのは私の考えすぎであろうか?

ジャーナリストの池上さんが最新刊「聞かないマスコミ 答えない政治家」で次のように述べている。「『いい質問』が政治家を育てる」。「政治家」を「協会・連盟の役員」に置き換えてみたらいかがであろうか。

2013年4月22日月曜日

Sun.April 21,2013 船橋市民春季ソフトバレーボール交流大会に出場

昨年もこの交流大会に出場した。昨年、40歳以上の部に出場した平均58歳の我がチームは久しぶりに優勝した。40歳代のチームとやるのは体力的にしんどかったが、相手の高いブロックを利用してスパイクでブロックアウトを取りやすかったのが効いた。

(我が大穴クラブからはレディースを含めて3チームが出場した。今週はママさんチームの指導もあり疲労困憊で、この日は動きが今一であった。いや・・・晩酌の量が多すぎたか?加齢か?)
今年の40歳以上参加チームは、驚いたことに2チームだけであった。それも、我々のクラブからの2チームだけであった。ここ船橋でも65歳以上の人口に占める高齢化率は23%である。ソフトバレーボールは若い人達だけでなく中高年のためにも開発されたレクリエーションスポーツである。市民でソフトバレーボールを知らない人、見たことも、聞いたことも、もちろんやってみたこともない人は、全体の99%以上と私は認識している。だからこそ、主催者は積極的に広報活動や普及活動を推進する活動が必要になる。

集まってきたチームに対して大会を運営することは、役員が2,3年の経験を積めばスムーズにできるようになってくる。大事なことは既存のチーム、愛好者だけでなく、新たな愛好者を増やすことにも努力・工夫を行うことである。

私は全国の多くの都道府県連盟の役員の方たちとお話をする機会がある。参加チーム数が少ない現象を「毎年少なくなっているのです」と結果論としてだけ捉えているだけの連盟は減少傾向が続いている。原因を探り、対策を打ち、その対策を3年以上継続している連盟は下げ止まりから微増傾向に転じている。そんな対策を打ったって効果はないんじゃないか、などと言わずに、まずやってみることが成功の元である。その対策が上手く行かなかったのであれば、失敗事例が1つ分かったということで「成果」である。

できない理由を並べて、何もしないのが、一番良くない。それは退歩である。

2013年4月20日土曜日

Sat.April 20,2013 3本目の矢

安倍首相の経済政策「アベノミクス」という言葉は、造語である。辞書にはない。首相の姓のAbeと経済学や経済を意味するeconomicsを合成した言葉である。

昨日19日の記者会見で、首相はアベノミクスの3本目の矢である成長戦略のカードを切り始めた。第一としてして女性や若者、健康医療分野に的を絞った政策を発表した。

首相再就任後は円安、株高が続き、内閣支持率の高い今、矢継ぎ早に女性や若者、そして難病に苦しむ人達にアピールするのは、参議院選挙に向けて政権への追い風を保つという思惑も伺える。そのような思惑であっても、私はその方向性を支持する。ただ、スポーツで健康保持、増進という具体的な政策のないのが寂しい。

数日前に、ある金メダリストが参議院選に初出馬するという話が、その金メダリストの参謀から私の携帯メールに届いた。スポーツ界から政界に転出するのは大いに結構と思う。。ただし、確固たる政治理念(主義)を持っていて欲しい。人気だけで当選しても、実績が無ければ、二期目はない。アスリートは、頭が筋肉だからダメなんだと烙印を押されかねない。

「理念なき政治 Politics without Principle は、大罪である」とインドの政治家であり思想家のマホトマ・ガンジーは『七つの大罪』の一つに挙げた。



2013年4月19日金曜日

Fri.April 19,2013 三郷ママさんしばらくぶり~

半年ぶりぐらいで、埼玉県三郷(みさと)市で活動している三郷ママさんチームに伺った。監督の神白さん(旧姓飯田:モントリオール金メダリスト)も元気でした。20名程いるメンバーも相変わらず元気一杯だ。

9:00〜12:00迄の練習を終え、休憩室でメンバーが持ち寄ったお菓子を頂きながら、世間話に興じる。それで帰る予定であったが、綺麗どころのメンバーに脇を固められ、昼食兼ミーティングということで近くのファミレスに同行。結局、練習時間とほぼ同じ時間をそのレストランで費やすこととなった。恐るべし、ママさんパワー。

今週は、火曜日から金曜日まで毎日バレーボールに触れる週になった。明日は、千葉市天台で開催の全国ママさん五十路大会千葉県予選会に表敬訪問。明後日は、船橋市市民春季ソフトバレー交流大会に選手で出場。

先週までの4か月間のウイークデイは、パソコンスクールでキーボードをパチパチ打ち続ける生活であった。パソコンスクールをこの火曜日に修了した後は、バレーのボールをポンポン弾く生活に戻った。パソコンもバレーボールも、共通事項は指を使うことであるが、どちらも奥が深い・・・。

2013年4月18日木曜日

Thu.April 18,2013 2日連続のママさんバレーコーチング

2日前に4か月間に渡ったパソコンスクール通いも修了し、午前中に練習を行っている幼稚園ママさんバレーチームのコーチに復帰した。

昨日は、サーブレシーブを中心に練習した。足のステップが良くわからない人が多く、少し詳しく説明した。用いるステップは、スライドstep。動いていく方向の足からステップしていく。両足の間隔をなるべく一定にして重心を低く保ちながら移動していく。移動の距離は、自分の身長分であるから最大限4stepsで十分。右方向であるなら、右足・左足・右足・左足とstepしていく。

次に、腕で平らな面を作ることを強調した。ひじを曲げるとボールをコントロールできない。また、腕を振らないこと。腕を振ると、ボールが弾みすぎて、相手コートに入ってしまう。

本日は、練習試合であった。サーブレシーブでミスが生じるのは、個人のミスよりも、前後左右のレシーバーとのコミュニケーションと誰がレシーブするかの判断がまだできないことが大きな原因だ。

それにしても、サーブが良くなってきた。アップでの9m以上ボール投げで腰を捻って腕のスイングスピードを増すように要領がうまくなってきた。あとは安定したトスができるようになれば、スピードサーブがビュンビュン飛んでいく。サーブは目を閉じても常に一定の高さのトスを上げてボールを打てるようにならなければならない。

Tue.April 17,2013 ちょっと疲労が...

毎週火曜日は、我がソフトバレークラブの練習日である。2日前に千葉県大会があり、私も交代しながら都合10セット出場した。これだけたくさんセット数をこなすと、疲労がとれるまで3日間かかる。

今週日曜日には市民春季ソフト交流大会もある。総監督としては疲れたからといって休めない・・・とは言っているが、根っからの試合好きな性格なので、多少の疲労もなんのそのとばかり本日の練習にも出かけた。

しかし、61歳の身体は正直なもので、キレがない。無理せず、交代しながらゲーム練習を楽しむこととした。今夜、メンバーの甥御さんご夫婦が初めて参加した。40歳前後で身長もあるので入部していただければありがたい。

2013年4月17日水曜日

Mon.April 15,2013 ボストンマラソンの悲劇 Moment of silence

朝一のTVから流れている映像を観て驚いた。同時に大きな憤りを感じた。スポーツイベントは平和の象徴でもある。平和のために休戦してスポーツを行おう、と古代オリンピックは開催された。平和だからできるのがスポーツでもある。人種、宗教、思想の違いを超えて人類が共同生活を営むことをスポーツを通じて行っていこう。そのための100年以上続いている国際イベントのボストンマラソンである。

3人死亡、負傷者は170人以上、17人が重体という。市内の病院はまるで戦場のようだとも報道されている。ランナー、一般市民や観光客の命を狙ってどのような利益があるのか。そのような卑劣な手段で自分たちの主義・主張、正当性を訴えても無効である。

突然、命を奪われてしまった方達にご冥福を祈りたい。

Sun.April 14,2013 千葉県ソフトバレーボール試合

今年度開催の全国シルバー(50歳以上、60歳以上の男女混合の部)県予選会にチームメイトと共に出場した。結果は3勝1敗。セット率の差で準優勝であった。ここ2ヶ月間は、私も密かに筋力トレーニングをサボらずに続けてきた。また、東京の強豪チームであるジールさんの練習に混ぜていただき揉んで頂いたのも効果があった。


試合後、会場の近くにお住まいのチームメイトの自宅にメンバーが集まり、宴会となった。日頃の練習時間に話ができないお互いの近況とかバレーボールの話題に話は尽きない。

バレーボールが楽しいというより、正確にはバレーボールをやる仲間といる時が楽しい。永く続けられるように筋トレは少ない回数でも毎日続けよう。



2013年4月15日月曜日

Sun..April 10,2013 将来就きたい職業は?

化学メーカーのクラレが新一年生に将来就きたい職業を聞いた。クラレの素材を使ったランドセルの購入者男女各2,000人にアンケートを取った。

結果は、男女とも15年連続同じであった。男子はスポーツ選手、女子はパン・ケーキ・お菓子屋さん。男子はTVで放映されるスポーツ選手の格好良さに憧れ、女子は甘くて美味しいものを口に入れたい。女子は逞しいオバタリアン...もとい、美しき女性達の後輩だけあって、現実的ですな。

おっ、頼もしいなあ、と思う急上昇している項目もある。男子は医師、女子は自営業。震災で命の尊さを子供ながら感じたのであろう。また会社勤めの厳しさを親の愚痴で感じたのか、人に仕えるより自営業の方が良いと思ったのか。

子供が選択する時に、親の願望も入ってくるのであろうが、それなりに子供達なりの夢がわかって面白い。そんな夢をいつまでも追いかけることができる人生であれば楽しいであろう。

Sat.April 13 ソフトバレー全国大会実行委員会

千駄ヶ谷駅から歩いて1分の東京体育館の会議室で、午前中は日本ソフトバレーボール連盟企画委員会(常任理事会)、午後から今年度開催の4つの全国大会の実行委員会を開催した。

私に割り当ては、11月に秋田市で開催される第2回のスポレクフェスティバルの大会委員長と決まった。大会副委員長は過去6年経験してきた。今回から実務の最高責任者となる。身を引き締めて任務を遂行して行きたい。
 
会議を終え、同じ施設で行われているVリーグ女子決勝戦を観戦した。結果は、中田久美率いる久光製薬が最近6年間で5度優勝している東レを3-0で下して優勝した。

セッター出身の指揮官はセッターの使い方が上手だ。隣に座った岩本先生(元全日本女子監督)がゲーム解説をしてくれた。「時にはトスを意図的にネットから離してブロッカーのタイミングをずらしている。あれは中田久美監督の指示だね」。

会場では、日本のバレー界の先輩、仲間、メダリストの皆さん達、元の職場の同僚と顔を合わせる。こういうところで情報交換がなされて、あっという間に全国に、世界に情報が駆け巡る。



2013年4月12日金曜日

Tue.April 10,2013 天声人語には及びもしないが

「当時、スコッチは高嶺の花であった」。「その奥底にあったのは、烈々とした矜恃であった」。これらの文章は9日に亡くなった英国初めての女性首相を務めたサッチャー女史の業績を讃えた10付朝日新聞天声人語からの抜粋である。

新聞社の定期異動で天声人語の執筆陣も幾人か交替されたようですが、さすがに文章の達人揃い。冒頭にあげたサッチャー女史に関する言葉の選択に文筆業の矜恃を感じる。「高嶺の花」「烈々とした」「矜恃」などの日本語が単なる活字ではあるが生きている。

亡くなったサッチャーさんも、言葉を使う名人であった。教育相だった1973年には、「私が生きている間は、女性の首相が誕生するとは思わない」と述べていたが、その6年後にみずからがイギリスで初めての女性の首相に就任した。

言葉は時代と共に変化していく。しかし、失って欲しくない日本語もある。そのような豊穣なる日本語を残して(使って)いくのに、電子辞書などITを活用してその現象、事象にふさわしい言葉を選択していくのも伝統を革新することになる。何もしないことは守ることではない。

何もしないのは衰退につながる。積極的に守ってきたものだけが今日、伝統として生き残っている。先輩達に感謝!

…どうも、私は、まとめが良くない。天声人語を熟読して構成力をつけねばならない。

2013年4月10日水曜日

Mon.April 8,2013 IT資格試験にTry

ここ2週間ほどは、用事で外出しない限り自宅でパソコンの前に座っている時間が多い。実は、パソコンスキルを証明する資格認定試験を受け始めている。

最初の試験は、2週間前に日本商工会議所認定の「文書作成3級」を受験した。これは合格した。次には「表作成3級」を来週に受ける予定だ。試験対策の学習をやることで学んだ知識が定着して行く。スポーツでいえば、基本スキルを元にして試合ゲームに備えることだ。ゲームの場面で頻出する状況に備えて、似たような状況を想定して、繰り返し練習することが大事だ。脳神経が自動化できるまで反復繰り返すことが上達の近道、王道。

そして続いて、MOS資格を受ける予定である。MOS(Microsoft Office Specialist)資格とは、Word、Excel、PowerPointなどマイクロソフト社Office製品の利用能力を証明するグローバルな資格。60歳を過ぎてもこのように学習できる今の環境に感謝したい。若い時分に遊び呆けていて使っていなかった脳細胞を活性化させてあげたい。

眠りかけている脳細胞達から「やれやれ・・・やっと活躍の場が来たか」と歓迎されるのか、それとも「永眠しようと思っていたのに、無駄な抵抗はおよしなさいよ」と嫌われるのか、さてどちらに行くのか分からないが、私の意欲のあるうちは前に進みたい。

2013年4月8日月曜日

Sun.April 7,2013 結城市で審判伝達講習会を開催

茨城県の結城(ゆうき)市にはソフトバレー大好き人間が多い。望月さんという60歳代の元気で行動力のある地元の実力者もソフトバレーが三度の飯より大好きだ。この方は、茨城県クラブ連盟の副会長をやられているが、北西地区ソフトバレー連盟の会長としても活躍されている。交流大会も年に8大会を創設、運営している。会長にしては交流大会の挨拶は流暢とは言えないが、プレーヤーとしては、相手の逆手をとった頭脳的なプレー、流れるような動きは達人の域だ。

その望月さんが年1回開催する県北西地域審判伝達講習会に昨日、講師として招かれた。この時期の講習会としては、おそらく日本で一番早い講習会ではないか。受講者には6人制、9人制の指導者もいるので、時には少し欲張って、巷の話題になっている6人制のルール改正や9人制のルール改正も交えて講義と実技を行った。
(参加者は結城市だけでなく、つくば市や栃木県小山市からも見えていた)
参加者からの質問には今後のルールのあり方に参考になるものもあり、私にとっても充実した講習会であった。望月さんありがとうございました。

2013年4月6日土曜日

Thu.April 4,2013 ルールを変えるということ

日本ソフトバレーボール連盟の審判規則委員長として4期目、7年目に入った。この6年間、ルールの整理と修正を行ってきた。本質を変えるような大きな改正点はしてこなかった。ルールが毎年コロコロと変更するのは良くない、と考えている。ここにきて、今までのルールは定着してきた。

ソフトバレーボールの将来を見据えて、近いうちに抜本的なルール改正を行う必要があると考えている。コンセプト(基本的な考え方)は、『シンプルなルール』だ。但し、シンプルなルール作りの過程には複雑な手続きが必要とされる。組織間や組織内の調整に慎重な配慮が必要となる。まずは、改正する根拠、意義、目的である。

(2008年度版から2013年度版までのソフトバレーのルールブック。2010年度版から表紙を数字の4からSOFTの頭文字であるSに変更した。)
サッカーのFIFA加盟国は208ヶ国。人気が高い理由はルールがシンプルだから。ソフトバレーのルールもシンプルにすることで更に普及できると考えている。普及は国内だけでなく、隣国にも提案して輪を広げたい。

2013年4月5日金曜日

Wed.April 4,2013 幼稚園は春休みでもママたちには休みはない

日本全国、 学校は春休み。幼稚園もお休みだ。昨日、今月2回目の幼稚園ママさんバレーチーム「コスモス」の練習に行った。ママさん達が17名。園が春休みで園児や幼児もほぼ同数がママ達に付いて来た。合計36名。

子供たちの中には、時々コートの中に「ママ~おしっこ…」とヨチヨチ入ってくる子もいるが、概しておとなしく壁ぎわでゲーム遊びをしている。

(練習後はミーティングもできないほど混雑する。ママたちには忙しい春休みだ)
次の練習からは、アップの時に、「親子でできるボール遊び」の時間を作ろうと計画している。そして、その時だけは、全て英語での指導に切り替えよう。

日本という国は、経済活動において、ますます諸外国と付き合っていかざるを得ない。国内市場だけでは生き残れない。その時に必要なのはコミニュケーション手段としての共通言語、特に英語である。平成23年度より、小学校において新学習指導要領が全面実施され、第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化された。文部科学省は、更に第3・第4学年にも導入することを検討している。

私がやろうとしている幼稚園児への英語でボール遊びの指導は、ボールのスローイング、キャッチング、ドリブル、ヒッティングを組み合わせてボールをコントロールする能力を養うというようなもの。英語で歌を歌うように英語でボール遊びをやってもらおうというものだ

2013年4月3日水曜日

Tue.April 3,2013 65歳定年制に思う

4月に入って暮らしの法律が変わった。本日4月2日から「改正高年齢者雇用安定法」が施行された。今まで定年は60歳だったのが、本人の希望があれば65歳まで会社で勤務することができるようになった。

そもそも法律では企業に対し、1.60歳の定年年齢の引き上げ、2.継続雇用制度の導入、3.定年制度自体の廃止の3つのうちひとつを義務づけている。そしてほとんどの企業が採用しているのは2の継続雇用制度。なかでも「再雇用制度」といものが主流だ。60歳でいったん会社をやめてもらい、その後あらためて雇用契約を結びなおす。しかし、この再雇用には決してメリットだけあるのではない。

特に、単なる定年延長と異なり給料が激減するという点。通常の場合、再雇用後の給与は7〜6割程度になり、なかには半分近くになってしまうという調査結果もある。他にも、雇用形態と配属先の問題などもあり、会社に残っても楽ではない。それでも給料が減っても、まだ再雇用で65歳まで働き続けるほうが老後の生活資金獲得には良いようだ。

昨年の3月に私は60歳の定年を迎えて34年間務めた会社を退社した。勤務延長をすることも考えたが、バレーボールで飯の食える仕事をしたくて、定年退社の道を選択した。現実は甘くないが、私の後に続いてくる人がいれば何らかの参考事例になると思う。

2013年4月2日火曜日

Mon.April 1,2013 Panasonic Volleyball advanced to the final

「私の分の夕食を召し上がって下さい」。昨年8月、大阪府貝塚市で開催されたFIVB国際バレーボール連盟公認コーチ(レベルⅠ)認定講習会の受講者からそんな声をかけられた。私は、その講習会にはオブザーバーとして出席していた。夕食時になったので、ホテルに戻ろうと腰を上げた。夕食は、途中にあるコンビニで買って、ホテルの部屋で食べようと決めていた。

声をかけてくれたのは、受講者の南部さん。昨年の国内最高峰のVリーグをはじめ、3冠を獲得したPanasonic男子バレーの監督である。その彼が初対面の私に彼の分の夕食を勧めてくれた。「私は通いですので今晩の夕食は自宅で取りますから、渡邉さんどうぞ召し上がってください」。

食べ物に意地汚ない私にとって、彼のような人物は神様のように見える。その後、7日間、講習会終了迄、南部さんの夕食は私の胃袋に収まることになった。

(パナソニックは前社長の2012年3月期連結決算で、7721億円の最終赤字を計上。2013年3月期も、前社長時代に進めた三洋電機の買収が裏目に出て電池事業の減損処理などに踏み切るため、約7000億円もの最終赤字に陥る見通し)

その南部さんの指揮するPanasonicが昨日のVリーグセミファイナルで勝ち上がり、2週間後の決勝戦進出を決めた。会社の業績はまだ好転していない。リストラの一環で、既にバドミントン部とバスケット部は廃部となった。日本のスポーツを支えてきた企業スポーツという日本的な強化システムが崩壊しようとしている。南部さん、先ずは目前の決勝戦に集中して欲しい。